冬の北海道を走る 2016



1月12日から16日まで5日間北海道を走りに行って来ました、と言っても古車(ふるぐるま)ではなく現地で借りたレンタカーですが。
かなり以前から冬に行きたいと思っていましたが、なかなか同行者が居らず一人で行くのも不安だったので行きそびれていたんで
すが去年の暮れに一人で行ってみようと思い立ちエイヤーとばかりに航空券購入ボタンをクリックしました。
大雑把なプランとして稚内でレンタカーをして旭川で返す事にし、日本海側を南下し途中から内陸に入りオホーツク海側に出て少し
南に走り更に又内陸に入り旭川に行くことにしました。 まーしかし冬は初めてなので道路状況は判らず1日どれ位距離が稼げるかも
不明で又天候任せの部分もあるので出たとこ勝負で行ってみようと云う事で行って来ました。
しかし航空券を買った後判った事ですが稚内空港は全国で2番目に欠航率が高い空港で特に冬は要注意と云う事らしいです、因みに
1位は青森のようです。 それで気になって出発の1週間位前から運行状況をチェックした処毎日「雪の為状況確認中」となって居り
チェックした1週間の間に欠航1回、千歳に降りたのが2回でした。 で当日の朝確認するとやはり「雪の為状況確認中」となっていましたが
取り敢えず羽田に向けて6時半に家をでました。 10時10分の便ですが早めの9時過ぎに羽田に到着、案内板を見ましたが確認中に
なっていました、やっと定刻の30分位前になって、状況により千歳に降りるか羽田に引き返す場合もあると言う条件付きで出発すると
云うアナウンスが有ったのでレンタカー会社に電話して千歳に降りた場合でも空いた車が有って借りられる事を確認して飛行機に乘りました。


1月12日



と云う事で何とか無事にほぼ定刻の12時20分に稚内空港に着陸。




空港から送迎してもらい市内のスバルの販売店の中にあるオリックスレンタカーの営業所迄きました。
借りたのはフィットのハイブリット4WD。



レンタカーの営業所の真ん前がマックでったので手っ取り早くここで昼食、マックに入るのは凡そ3年半振り、
その3年半前に入っや店もこの稚内店でした。 ここから先ず宗谷岬に行って見ることにしました。



走り始めは不慣れな凍結路で緊張しましたが40分程で無事宗谷岬に到着。



遥か北を眺める間宮林蔵



猛烈な風が吹いています



この時の気温、猛烈な風で風速10m位とすると体感温度はー20℃くらいか? とにかく猛烈に寒かった。


市内から宗谷岬へ走る様子です。


この後来た道を引き返し稚内市内に戻り更にその少し先のノシャップ岬に行って見ました。







稚内の中心部から割と近く20分程で来れるんですが人影は見当たらず厳しい冬の風景が広がっています。
遠方の丘の上は自衛隊稚内分頓基地、北の海と空を監視する施設です。



市内に戻り稚内港の北防波堤ドームに寄って見ました。



稚内港の北埠頭が旧樺太航路の発着場だった時代にここへ通じる道路や鉄道に波の飛沫が掛からないように昭和初期に
作られたもので総延長427mドーム型をした防波堤として世界的に珍しいそうです。



この日は3日程前に予約しておいた南稚内駅近くの「ホテル滝川」に宿泊。

本日の走行距離 84km


1月13日







朝6時過ぎ僅かにに雪が降った様です気温はたぶんマイナス6~7℃、でもエンジンは一瞬で掛かります。
準備をして6:20に出発。



直ぐに有ったセイコマートでおにぎりを購入、このセイコマート、北海道以外にはないようですが他の大手の
コンビニ比べてかなり値段が安いような気がします。



時間は7時、道道106号「オロロンライン」抜海を過ぎた辺り。



上の写真の場所から10分程進んだ所に駐車スペースが有ったので停めて写真を撮りました、若干雲にかくれていますが
利尻富士です。



走ってきた抜海方面を望みます。



更に道道106号を進みます。路面は凍結状態ですが時々トラックが物凄い勢いですれ違っていきます。


稚内から天塩まで道道106号を走る様子です。




9時少し前に道の駅天塩に到着、ここから国道232号に入ります。
営業時間前だったのでトイレだけ借りて直ぐに出発。



初山別の町を通過。



初山別の町を通過して間もなくの日本海、コンデジをもって来なかったので重いデジイチを片手に持って撮ってます。



11時過ぎに道の駅おびら鰊番屋に到着、一昨年前を通った時に何やら工事をしていましたが新しく立派になっていました。
早めのお昼にしようかと思ったものの売店は営業していましたが食堂は休業していました。



12時半頃に留萌に到着、どこかお昼を食べる処がないかと市内を車でウロウロしていたら寿司屋
が有ったので入ってみましたが詳細は省きます。
1時半近くになっていたのでこれから出れ位走れるか見当がついたのでここから一気に高速で和寒
迄行くことにしました、それで去年9月に泊まった和寒のユースホステル塩狩ヒュッテに電話した処夕食
は出せないが宿泊はOKだったので予約しました。
留萌を出る前に留萌港から黄金岬方に行って見ました。





留萌郊外とはいえ厳しい冬の風景が広がっています。


カモメが1羽だけ寂し気に飛んでいました。
この後高速で和寒に向かいます。



深川留萌自動車道です、留萌から道央道深川ジャンクション少し手前までが無料区間になっています。
しかし片側1車線で所々に追い越し車線が有ります、この日は凍結と天候不良で50km規制が出ていたんですが
前後の車の流れを見て頑張って60~70kmで走っていたんですが時々トラックに煽られます、そういったトラック
は追い越し車線が来るとえらい勢いで追い越して行き見る見る視界から消えていきます、ただ追い越し車線には
薄っすらと雪が積もっている為追い越されるとトラックの巻き起こす雪煙で数秒~10秒程ホワイトアウト状態で
前が見えなくなります、これはかなり怖かったです。



高速道路を無事走破し和寒ICで降りて和寒駅に来ました、夕食を食べる処を探した処駅の真ん前に食堂がありました。



駅前食堂です、特別な物は無く当たり前のメニューが書かれているだけでしたがその中で醤油ラーメン
を注文、醤油と言っても東京周辺のあっさりしたものではなくコクのある美味しいラーメンでした。
店の中にあった説明によると、この店は昭和の初めに和寒駅で駅弁を販売し始めたのが最初で当時
相当な売り上げがあったそうです、昭和30年代位まではこの辺でも鉄道での人の移動が相当あったん
でしょう、しかしそれも次第に自動車に取ってかえられて昭和50年代には駅弁の販売は止めたそうです。
しかし北国の片田舎(失礼)の何の変哲もない食堂で一人ラーメンをススルのも旅の楽しみのような
気がするようなしないような?
この後ここから10分程の塩狩ヒュッテに向かいました。

本日の走行距離 327km


1月14日






朝6:45 宿の窓から、宗谷本線稚内行きの普通列車。



お世話になった塩狩ヒュッテ、7:40頃出発。



出発して間もなくの国道40号、道央道北を結ぶ幹線道路です。



名寄から国道239号に入り下川町まで来ました、又セイコマートで買い物&トイレ。
ここ下川はスキージャンプの葛西選手の出身地です。
ここから天北峠を買うて興部に向かいます。



国道239号を走ります、途中から天候が変わり少し風雪気味になってきました。



11時頃に道の駅興部に到着。
ここから国道238号オホーツクラインにはいります。



丁度12時に紋別に到着、5年ほど前に来たことのある港に面した食堂で昼食。



ホタテの漬丼¥850を頂きました。



味噌汁に入っていたのが大きなアサリ位のホタテ、こんな小さなホタテは初めてみました、旨かったです。
ここで網走のビジネスホテルを予約。



食堂のすぐ前の留萌港、手前の部分は凍っています。



ここは先の食堂からは少し離れた道の駅オホーツク紋別、強い風が吹いているのが分かるでしょうか、
奥に見えるのはカニの爪のオブジェ、結構有名です。
この界隈も2月の流氷の時季になると賑わうのだろうか。



更に238号を進み湧別港迄来ました





港の中に漁協直営の売店が有ったので少々買い物をして自宅に発送。



湧別港を後にしてサロマ湖の砂州の先端まで来ました、今まで何度か来ているので冬はどんな様子かと思い来て見ました。
しかし猛烈な風で寒くて上手く写真も撮れませんでした。



サロマ湖です。



寒くて早々に退散です。



国道に戻り網走を目指します、能取岬も行こうと思っていましたが存外に距離が稼げず今回は断念。



国道沿いからのサロマ湖、氷結し始めています。
この後6時に網走駅前のホテルに無事投宿。

本日の走行距離 278km


1月15日






朝5:50 ホテル前が網走駅です。
6時前に出発です。



早朝の網走湖の脇を走ります。



7時を少し過ぎた頃美幌峠の登りに掛かります。



7:20 美幌峠に到着、除雪車の他だれもいません。



美幌峠の気温。



路面の状態です、この様な状態を圧雪アイスバーンと云うのか?表面はツルツルと云う訳ではなくザラザラしています、
マイナス7から8℃位までよりもマイナス10℃20℃と低くなった方が滑り難いそうです。



美幌峠を下って屈斜路湖和琴半島まで来ました
この後摩周湖第一展望台に向かいます。



摩周湖第一展望台まで来ました、この先は冬季閉鎖になっていました。





ツアーバスが3台ほど来ていたのでこの時季にこんな所まで例の国の人たちが、と思いましたが近づいたら
日本語をはなしていたので一安心。



冬の霧の無い摩周湖。



湖面から湯気が立っています、気温に対して水温が高いので水蒸気が発生する様です。



さっき居た屈斜路湖、美幌峠方面を望みます。



こちらは摩周湖温泉方面です。



弟子屈から足寄に向かう国道241号阿寒湖手前の峠にて。






阿寒湖に着きました、全面氷結しています、左奥に見えるのが多分ボート用の桟橋でしょう、ワカサギ釣りをしているようです。



駐車しているのも多分湖の上。



更に進み足寄を過ぎた辺り、足寄の少し手前辺りから道路に雪が無くなり一部乾いた状態になってきました、
ここから南、帯広一帯は比較的雪の少ない地域なんでしょう。


1時過ぎに糠平に到着、当初以前にも泊まった事のある「ぬかびらユースホステル」に泊まろうと考えていましたが
思った以上に距離がかせげたのでこの分なら旭川まで行けると思い旭川のビジネスホテルを予約。



糠平から三国峠に行く手前に幌加温泉と云う温泉が有ります、以前ユースホステルに泊まった時に依る連れて
来てもらった事が有り山の中の秘湯です。



この道を2km程入ります。



宿の直ぐ下に車を置いて歩いて行くと。



鹿が2頭。



近づいても逃げません。





結構可愛い顔をしています。

この幌加温泉数年前までは2軒の宿が有ったそうですが、そのうち1軒の経営者が亡くなられて休業状態となり
現在はこの鹿の谷(かのや)旅館だけが営業しているそうです。
入口を入って声を掛けなしたが応答が無く何度呼んでもダメなので仕方なく奥に入り大きな声を掛けた処やっと
相当な年配の女性が出てこられました、ここを一人で切り盛りしているそうで耳が遠くて分からなかったそうでう。
露天風呂はここ2,3日様子を見ていなくて掃除のしていないのでぬるいかもしれないがそれで良ければどうぞ、
という事で了解して入りました。



内湯です、泉質が3つあり全てかけ流しです。



写っていませんが一番左が鉄鉱泉、ナトリューム泉、カルシューム泉、温度は体感で42℃位、源泉の違いは今一つ
良く判りませんでしたがいい感じの温泉です。





露天風呂です、ぬるいかもしれないと言われましたがそんなことは無くちょーど良い湯加減でした。



国道273号に戻り三国峠の登りに掛かります。



三国峠からの有名な眺めです。



三国峠を越えて層雲峡を通り無事旭川に到着、駅前のワシントンホテルに投宿。



旭川駅です。

本日の走行距離 400km



1月16日

午後4時10分の飛行機で帰ります、その前に旭山動物園でペンギンの散歩を見るつもりですがそれが11時から
なのでそれまでの間美瑛近辺をぶらぶらします。



朝7時半の旭川駅付近です、路面は完全に凍ています。




旭川郊外での気温です。






美瑛郊外にやってきました、有名なケンとメリーの木です、と言っても44年前の話なので
若い人には分からないかもしれませんが。



此方はセブンスターの木、これも40年以上前にタバコのセブンスターパッケージに使用されて有名になったものですが
今となってはどれくらい知っている人がいるか、美瑛の観光スポットの一つにはなっていますが。





雪が無いと全く違う風景になるんでしょう。




美瑛の町の中にやって来ました、美瑛駅です。







美瑛の町のメインストリート、何か北欧の田舎町のような雰囲気です、行った事は有りませんが。
意図的にこのような町作りをしたんでしょう。

 






看板のオシャレな感じになってます。

 



建物の上部に表示してある数字はこの土地に住み着いたり商売を始めた年を表しているそうです。




旭山動物園にやって来ました、気温です、風が無かったのでそれほど寒さは感じませんでした、北海道の
寒さに慣れたなか?



ペンギンの散歩の始まりです、ゲートが開くのを待つペンギン達。



この動物園にはペンギンが4種類いますが散歩をするのはキングペンギンとジェシーペンギンだそうです。
2番目の小さいのが多分ジェシーペンギンの子供らしいんですが、こいつが結構ヤンチャなやつで勝手な
公道をして愛嬌を振りまいていました。







1匹だけ色が黒っぽいのはキングペンギンの子供です。





勝手な行動をします





最後に飼育員に追い立てられて仕方なく列の後に続きます。

ペンギンの散歩の動画です。



この後飛行機が4時10分なので暫く園内のブラブラして時間を潰し3時に空港近くの営業所に車を返し旭川空港に行きました。



定刻通りに飛んで9時過ぎに無事帰宅。

今回北海道を走った感想はアイスバーンでも想像していたよりも滑らない、ただ止まろうとしてもすぐには止まらないし
滑りだしたらコントロールは効かないと思いますが。
雪のない時季とは全く違うモノトーンの寒々とした風景や北国の厳しい自然を一寸だけ体験出来ました。

今回の総走行距離は1168km使ったガソリンが64.29L、燃費は18,2km/L これはハイブリットとして
良いのか悪いのかどっちなんでしょう。