2018北海道鉄路旅



10月31日から11月4日迄北海道を列車で旅してきました、車でのツーリングではありませんがレポートしたいと思います。
ここ8年ほどで10回以上北海道を自分の古車やレンタカーでツーリングしてきて今年の6月にHealeyで行ったときにふと列車
で北海道を旅してみたい思いが湧いてきました、列車の旅は車での旅とは違った味わいのあるものです。
で、何時が良いかと考えて今まで行っていない晩秋に行く事にして北海道往復は飛行機で道内を列車で廻る事にしました。




調べてみると「北海道フリーパス」というものが有って7日間有効で普通列車は勿論特急も乗り放題で普通指定席にも
6回まで乗れるという切符で¥26230、けっこうお得な切符の様なのでこれを事前購入。
飛行機も料金の安い早朝便を早割で購入しました。




10月31日午前5時半頃の羽田空港第2ターミナル、6時40分の旭川行きの切符を買ったんですが今まで使っていた
リムジンバスバスでは間に合わないので自分の車で午前4時に家を出発。



旭川空港からバスで9:25に旭川駅に到着。



9:38発富良野線富良野行に乗車。
10:57富良野に到着し根室本線で取り敢えず新得に向かうですが2年前の台風の影響で東鹿越と新得が普通になっていて
その間は代行バスが数本走っています、その内1本だけ11:03発で富良野から新得へ行くバスがあったのでそれに乗車。



バスで狩勝峠を越えて12:50新得駅に到着。



新得の駅前通り、新得は蕎麦の産地として有名なのでお昼だし蕎麦を食べようと蕎麦屋を探しました。



駅から歩いて3,4分の所に蕎麦屋を発見、通りに人影は無いので空いていると思い入って見ると意外と混んでいてびっくり。



天ざるを頂きました、まずまずの味か。



午後1時過ぎの新得の駅前通り、人っ子一人いません、こんな風景にもなんとなく旅情を感じる?



新得駅です一寸オシャレなデザインになってます。



13:52のスーパーおおぞら5号釧路行に乗ります。
新得は人口6000人余りの小さな町ですが、石勝線と根室本線本線が合流する駅で特急が停まり駅員も居る
根室本線の主要駅のひとつです、みどりの窓口もあるのでここでこれから乗るスーパーおおぞら5号の指定券と後日
乗る特急指定券2枚を購入、といってもフリーパスを見せれば料金は掛かりません。



新得駅ホーム、帯広方面を望む。



スーパーおおぞら5号が入って来ました。



車内の様子、乗車率は4割程度か。



帯広を過ぎ、浦幌を過ぎ太平洋が見えてきました、列車の旅良い点の一つは車と違いノンビリ車窓の景色を
楽しめることです。



15:56釧路着、この後16:16発根室行に乗ります。



釧路と根室の間も根室本線ですが帯広方面から直接根室に行く列車は無く釧路と根室を往復する列車しかなく
特急もありません、で,この間は花咲線とも呼ばれています。
16:16発根室行で厚岸まで行きます。



根室行の車内、乗客はチラホラ。



夕暮れの釧路を後にします。



17:11 厚岸に到着、この日は駅前のホテルに宿泊。


                                                                 

二日目




朝6時の厚岸駅。
ここでカメラのバッテリーにトラブル発生、列車旅なんで小型のカメラを持っていきました、バッテリーは普通3~4日は持つので
スペアのバッテリーを持ち充電器は持って行きませんでした。そしたら前日の夜にバッテリーが完全に放電し、なんか変だなと
思いつつバッテリーを交換しました、それでこの朝写真を撮ろうとしたら又も変えたバッテリーが完全放電状態になってしまってい
ました。ということでカメラは使えなくなってしまったのでこれ以降の写真は全てスマホで獲りました。



厚岸駅の時刻表、この他に釧路発厚岸止りが2本あるので一日の発着数は16本、それでも時間帯により
駅員さんが配置されています、釧路根室間で唯一の有人駅です。
これから6:21発の根室行きに乗ります。





此方は6:40厚岸始発の釧路行き列車、花咲線沿線の浜中町はルパン三世も作者モンキーパンチの故郷ということで
色々なところでアッピールしています。



6:21発ネ根室行き列車(単行)が入って来ました。



厚岸を出て間も無くの鉄路。



厚岸から二駅目茶内で釧路行き列車と交換の為暫く停車。





茶内の駅前通り。





原野の中をまっすぐに伸びる鉄路。



落石駅で根室の学校への通学と思しく生徒の一団が乗って来ました、この一団は根室の一つ手前東根室駅で降りていきました。



8:01根室に到着、11:03発釧路行きで引き返すつもりだったんで、3時間余裕が有ったんでバスで納沙布岬に行くかと
思ったんですが、そうすると着いて直ぐに引き返さなければならないにでそれは止めて市内をブラビラ散策してみる事にしました。





根室駅前。



駅から歩いて3,4分、市役所まで来てみたらこんなものがありました。
「ここに幸あり」という歌謡曲の記念碑のようです、60年以上前に出された曲なのでご存じの方は少ないと思いますが、今でもテレビの
懐メロ番組では偶に聞くことが出来る歌ですが、その作曲者の作詞者が二人とも根室出身と云う事でこの碑があるようです。



市役所の脇の道、この先が根室のメインストリート、繁華街になっているらしいです。



先に進んできました、午前8時半と云う時間のせいなのか人影が有りません。



飲み屋さんの入った建物の要です。



通りの終わり近くなるとこんな寂し気な風景も。



此方は飲み屋街のようです、夜は賑わうでしょうか。







更に歩いて根室港まで来ました、途中すれ違う人も殆ど無く港も寂し気な風景が広がり旅情を誘います。



同じ道を戻ってくると Austin MG のサインを発見、同じ建物で隣は喫茶店の様ですが時間が早いのでまだ開いていません。
更に他をぶらぶらしてからもう一度来てみる事にしました。



再び行ってみると丁度シャッターを開けて開店するところだったのでお店に入ってコーヒーを注文しご主人に伺ったところ、
隣はご主人のMG Midgetのガレージになっているとのことでした。
「今回は列車で来てるけど毎年MGとかLotusで北海道に来てるんですよ、今年も6月にHealeyで根室にも来てますよ」と
話をしたら、「そういえば根室近くの道の駅に変わった車がきているよ、と友達が写真送ってきてます、これですか?」と
見せてくれたのは6月に来た時のHealeyとElanでした、確かにあの時バイクに乗った男性と話しをしていてその方がこの
ご主人の友人だったようです。
話変わって、一寸だけ町を見て廻った印象で「失礼ながらかなり寂れてますね」と話したところ「そうなんです、人口26000人程の
町なんだけど毎年500人位減っていってしまっている、漁業が不振でそうするとそれに関連する加工業や運送業も不振になり
仕事が無くなってしまっている、高校を卒業しても地元に仕事がないので仕事を求めて札幌方面に出ていく子が多く場合に
寄ってはその親も一緒に行ってしまう事もある」との事で人口減が止まらない現状のようっです。



車を見せていただきました、Midget Mk1です、綺麗で状態の良い個体です、しかし辺境の地?でのこの様な車の維持には
相当苦労されているようです。



自転車もお好きなようで、窓際のものは1950年代のBSAの自転車だそうです、オートバイは知っていましたが自転車
は知りませんでした。
列車の時間が来たので、今度古車で来ることがあったらお寄りしますと約束し駅へ向かいました。



駅に戻って来ました、荷物を担いで歩くのは辛いのでコインロッカーに預けたんですが¥500は高くないか?



根室駅のホームより、あの先に鉄路は有りません、最果ての終着駅根室。



11:03発釧路行き単行。



根室の隣駅東根室、根室駅よりもほんの僅か東に寄っています。



根室駅を出て数分でこの様な景色が広がります。



車内風景、乗客は疎ら。



落石を過ぎた辺りからの太平洋、かすかに見えるのが落石の集落か。。





浜中にもルパン。



来た時と同様茶内駅で列車交換。



12:37厚岸駅に戻って来ました、町をぶらぶらしながら昼食場所を探しまっす。



厚岸のメインストリート、多分。


歩いた居たらこんな店が有ったので入って見ました。



夕べの宿では生牡蠣が出なかったので生牡蠣は有りますかと聞いたら、殻付きの生牡蠣は無いけど軍艦巻きはある
との事だったのでそれと海鮮丼を注文。



更に歩いて厚岸漁協直営の「エーウロコ」という店にやって来ました、以前冬に一度来たことがあります。



当然牡蠣のコーナーは充実しています
ここで牡蠣を購入発送。


15:03発釧路行きが入って来ました。



15:51釧路着、直ぐに釧網本線16:06発網走行きに乗り換え夕闇に包まれる釧路湿原の中を走り18:16清里町駅
に到着、この夜は駅から歩いて15程の多分町営の緑清荘という温泉施設のある宿に宿泊。

                                                     

三日目



朝8時の清里町駅。



8:20発網走行きに乗ります。



清里町駅ホーム乗客は他に二人。



網走行きが入って来ました。



斜里を過ぎるとオホーツク海が見えてきます。



遥か右手に見えるのはトウフツ湖。



乗客は私の他は3人程。



9:21網走到着。



1時間ほど待って10:23発石北本線遠軽行きに乗車。


2両編成で後ろの車両に乗ったんですが、前の車両には何人か乗客は居たようですが後ろは私一人。



11時半頃都会らしくなってきたと思ったら北見に到着。



北見で後ろの車両は切り離すと云う事だったので前の車両に移動、こんな洒落た感じの室内になっていました、床も
木目調です。 JR北海道に乗って気が付いたんですが窓ガラスが二重なってるんですね、これは知りませんでした。


北見を出発、それにしても閑散としてますね。





網走駅だ買った駅弁です、個人的には70点。



12:52遠軽に到着、次の列車まで1時間半ほど有ったので遠軽の町を一寸散策してみました。



遠軽の駅前通り。



駅の直ぐ脇の道、飲食店街になっている模様。



飲み屋さんの入る建物。



夜は賑わうのか?


広い国道に出たらこんな建物がありました、教会のようです。



遠軽のメインストリート。



歩き疲れたので喫茶店でもないかと歩いていたらこんな店が有ったので入って見ました。パン屋さんでイートインスペース
が有ったので



パンとコーヒーを買って暫し休憩。



駅に戻り14:20発特急大雪4号旭川行きに乗車。
16:19旭川到着、16:32発の富良野線に乗り換えて17:04美瑛に到着、この世は駅直ぐそばのホテルに宿泊。

                                                        

 4日目



朝の美瑛駅。8:01発の旭川行きに乗ります。



旭川で札幌から来た宗谷本線スーパー宗谷で稚内に向かいます。



スーパー宗谷の車内、乗車率3割程度か。



旭川は北海道第2の都市ですが駅を出て10分もするとこんな田園風景が広がります。





遥か遠くの山には雪が。



1時間ほどで名寄に到着、旭川稚内間では最大の町です、それでも人口は29000人程で名寄以北の沿線人口
は微々たるものなのでJR北海道は名寄以北を廃止したいようですが、果たしてどうなるか。



名寄と美深の間位の処、この辺までは車窓からの風景は写真の様な水田(多分)や畑と云った田園風景が
広がりますが美深を過ぎると車窓の風景は山林原野や牧草地に変わります、多分この辺が稲作の北限か、
更に畑作も北限か。







旭川駅で買った駅弁、イクラ、ウニ、カニ、ホタテが入っています、これも70点。



日本海が見えてきました、宗谷本線で海が見えるのは稚内の少し手前抜海駅を過ぎた辺りほんの一瞬です。



12:40稚内到着。



稚内駅、数年前に建て替えられたものです。



旧駅舎の時の線路の終点、戦前樺太航路が有ったころは更に先まで伸びていました。



稚内公園迄登ってみる事にしました、かなり登るのでタクシーにしようか迷ったんですがケチって歩いていくことにしました。





20分程かけてどうにか登って来ました、6月にも来ましたが天気が今一でしたが今回はこの通り。



氷雪の門



九人の乙女の像



昭和49年、昭和天皇、皇后両陛下が稚内にお出でになり九人の乙女の悲話をお聞きになり詠まれた御製と御歌。

御製
 樺太に命を捨てし たおやめの 心思えば胸 せまりくる

 御歌
 樺太につゆと消えたる 乙女らの みたまやすかれと ただいのりぬる

「たおやめ」という言葉知りませんでした、調べて判りました。





防波堤ドームの先端近くまで来てみました、海上保安庁の巡視艇が停泊していました。
この後更に町中を散策し駅に戻り16:20発のバスで宗谷岬に向かいました。




17:10宗谷岬に到着、乗ってきたバスは更にかなり先の浜頓別まで行くんですが私が最後の乗客でした、多分この先
終点まで乗るお客は居ないんじゃないかと余計な心配をしてしまいました。



夜の宗谷岬。



宿泊した民宿「宗谷岬」

                                             

五日目



宗谷岬の集落、今まで何度か此処を通って新しく立派な家が多かったので朝食時おかみさんに、「立派な家が
多いですが漁師さんの家ですか」と聞いたら、[そうです、今は主にホタテ漁が順調で潤っています、私が子供
の頃は貧乏で出ていく人も多かったけれども残った人たちが頑張って今は良くなっています、船も大きなものに
変える人が多く中古船を北海道の他の地域から買いに来るほどです」というお話でした、北海道の地域によって
色々格差があるものです。



朝8時過ぎの宗谷岬、もう観光バスが来ています。



稚内行きのバスは一日7本、8:21のバスに乗ります。



バスがやって来ました、浜頓別を6:45に出たバスです、1時間半以上掛てここまで来た訳ですが乗客は居ませんでした、
稚内駅迄の間に数人乗って来ましたが。



稚内駅に到着、昨日は特急で来ましたが今日は鈍行の名寄行きで戻ります、特急だと名寄迄2時間40分程ですが
鈍行だと4時間掛かります。





日本の鉄路の最北端。



20:27発普通列車名寄行き。



稚内を出て17分、抜海駅に到着。





抜海から更に20分ほど来たところ、牧草地が広がります。



乗客は3人程か。



幌延駅でスーパー宗谷と列車交換。





稚内駅で買った駅弁、65点。



なかなか味わいのある駅舎です、雄信内駅。



名寄の二つ手前の北星駅あの掘立小屋の様なものが駅舎です。



名寄の一つ手前の駅付近、遠くに見えるオレンジ色の建物は何度かお世話になったユースホステルです。



名寄で快速旭川行きに乗り換え15:55旭川到着、この後バスで旭川空港に向かい無事帰還しました。
ウン十年振りの本格的な鉄路旅でした、車の旅とは違った味わい、旅情を感じることが出来ました。