その後の経過 その1


現在ならし運転中ですが先日箱根に走りに行ました、その時点で走り始めて1500kmを越えたのでリミットを4000rpmに上げて
ターンパイクを走り始めました。 料金所を出て2,3速で4000rpmまで回して加速しました、3500rpm以上でトルク感が無いな
と感じたんですがまーそのまま3速4000rpmでターンパイクを登って行った処1〜2分程経過したところで微かにカタカタと云った様な
音がしてトルクが無くなるような感じがしました、一瞬メタルが逝ったかと思い油圧計を見ましたが油圧は問題なく上がっており取りあえず
路肩に止めて様子を見ました。 停めた直後は少し回転がバラつぃたものの直ぐに正常になりその後全く問題なく廻るようになりました。
その後少し慎重に走り無事に帰って来たんですが帰りながら何だったのか考えたんですが、以前スパークプラグを点検しいたときに碍子
部分が真っ白だったので混合気がかなり薄めの様だと云う事は判っていたんですがナラシ運転中で3000rpm以下でおとなしく走っていて
特別不具合は感じなかったのでそのままにしていたのですが今回かなり負荷を掛けて4000rpmまで廻したので混合気が過度に薄くなり
異常燃焼を起こして異音とトルク低下を起こしたのではないかと云う結論に達しました。 混合気が過度に薄いと燃焼温度が異常に高くなり
異常燃焼を起こして場合に依ってはエンジンに重大なダメージを与える事が有りますが今回はす後に止めたのでそのような事が無かったん
だろうと思います。

後日キャブレターを点検してみました、アイドル時のCO,HC濃度は車検時に保安基準ぎりぎりに調整した筈なので特別薄いとは考えられま
せんが中高速時の混合気が薄い可能性があります、そこでキャブレターのメータリングニードルを外して見た処「DJ」と云うタイプのニードル
が使われていました。 ここでSUキャブレターの説明を少々すると、スロットルボアサイズがいくつかあって下から1.25 1.50 1.75 2.00 インチ
と云った処が主なもので排気量に応じて使い分けられています、スプリジェットには通常1.25インチのツイン、MGBは1.50インチのツインが
使われています。  次に燃料を供給するジェットですが固定ベンチュリーのウエーバーなどだとジェットの大きさを変えて混合気の濃さを調整
する訳ですが可変ベンチュりーであるSUの場合はジェットのサイズは固定でその中を通るニードルの太さを変えて混合気を調整します。
そのジェットサイズは1.25と1.50インチには0.09インチの物が使われていて1.75インチには0.10インチのジェットが使われています。
で私のHealeyですがトリプルで1.50インチの物が使われています、ジェットサイズは0.09インチになります、着いていたニードルは「DJ」
だったと前述しましたがサービスマニュアルで調べて処これがスタンダードで薄めのセッティングが「DH」、濃いめのセッティングが「DK」
と記してありました、それぞれの違いは「SU Carburetter Needle Profile Charts」と云う資料によると下記の様になります。



チャートには上図のそれぞれの位置のサイズが記されています。


この数字が小さくなるほどジェットとの隙間が多くなり燃料が多く出ます。
DJとDKをグラフで比べると下図の様になります。


全体に「DK」の方が僅かに濃くなるようですがあまり変わらない様な気もしますもっと濃くした方が良さそうです、このチャート
に依ると0.09インチジェット用には何と300近い種類が有るんですがネットで調べてもそのサプライヤーが見つかりません、SUの
専門店のサイトを見ても見つかりません、で偶さかに何時も部品を買っている英国Mossのカタログを見ていたらMGB用のニードル
でスタンダード「5」、リッチ「6」更にリッチ「7」と云う物を見つけました、これをチャートで調べた処下記の様でした。


スタンダードの「5」でもHealeyの「DJ」よりも大分濃くなりそうですが更に濃い「6」が良いかと思い「DJ」と比較して見ました。


中速以上でかなり濃くなりそうです、これで良いかと思い取り寄せて車に取り付けて見ました。
結果は、3000rpm以上でトルクが出て4000rpm前後で多少負荷を掛けても異常は起こりませんでした、
ただ以前からあまり良くなかった燃費が更に悪くなった様でこれは財布に厳しいので「5」で良いかなと
思い現在Mossへオーダー中です。
ただ標準仕様の「DJ」で不具合が出るほど混合気が薄くなったのかが疑問です、エンジンは殆どスタンダード
スペックで組んで有り違うのはカムを変えて作用角とリフトが大きくなっていますがこの辺が影響しているのか
良く判りません。




上が「DJ」下が「6」です見た目でもかなり違います。