MG Midgetのギヤボックス

このサイトをご覧頂いている方々の中には簡単な日常の点検整備からエンジンやギヤボックスのオーバーホールと言った重整備までご自分でやってしまう、といった方もいらっしゃるかもしれません。そんな方々の参考になるかもしれません。
当サイトのFOR SALEのページにも載せていますが、在庫車の1968MG Midget Mk3ですが、以前からギヤボックスのファーストギヤからガラガラ音が出ていました、その為販売先が決まったらオーバーホールしようと思い以前より部品を用意してありました。で今回販売先は決まっていませんが、少々時間があったのでオーバーホールすることにしました。
用意してあった部品はファーストギヤの異音ですので、レイギヤ(カウンターギヤ)、レイシャフト、ファーストギヤ、ベアリング類その他ですが、実際分解してみると中身はミジェットではありませんでした。モーリスマイナー用のギヤボックスが使われていたのでした、マイナーとミジェットではギヤ比が若干違い当然ギヤの歯数とかサイズが違い用意していたミジェット用の部品は使えません。この車は英国に有る間にマイナー用のリビルトギヤボックスに載せ替えられていたようです、この様なことは今回で2回目です。

マイナー用とミジェット用でどこが違うかと言うと、勿論先ほど述べた様にギヤ比が違いギヤのサイズの若干違うわけですが、単体で見てもそれは判りません。ではどこで判るかと言うと、マイナーの場合サードギヤとセカンドギヤに左の写真の様にブッシュが使われていますが、ミジェットの場合には下の写真の様なニードルローラーベアリングが使われています


















参考までにミジェットとマイナーのギヤ比どうなっているかと言うと。

        ミジェット        マイナー
ファースト  3.20         3.61
セカンド   1.916        2.17
サード    1.367        1.409
フォース   1.00         1.00

となっており、マイナーの方が少々ワイドレシオになっています。
それで何故ミジェットにマイナーのギヤボックスを使うのかと思い調べて見ると、リビルトギヤボックスや内部の部品の値段がマイナー用がミジェット用よりも遥かに安いことが判りました。ですから多分英国でリビルトギヤボックスに載せ替えようという場合ギヤ比の違いは諦めてはるかに値段の安いマイナー用を選ぶと言う事が間々有るのではないかと思います。で今回は仕方なく英国のマイナーのショップから部品を取り寄せた訳ですが、用意しておいたミジェット用の部品よりもおよそ40%近く安価でした。
ミジェットのギヤボックスの不具合で分解して、サードとセカンドギヤにブッシュが使われていたらそれはマイナー用ですから、モーリスマイナの部品を注文して下さい。