ブレーキホース詰りによるブレーキ引きずり


最近どうもブレーキが引きずり気味だ、と感じている方はいらっしゃいませんかブレーキ引きずりの原因は色々ありますが、意外な原因としてブレーキホースの詰りがあります。 といってもブレーキホースが簡単に詰りを起こす訳ではなく、通常の使用状態ではまず発生する事はないと思います。しかし、長期間例えば15年或いは20年以上ブレーキホースが交換されていなかったような場合、詰りが発生する場合が有ります。今までの例ですと、ホースが詰るとブレーキペダルを踏んでマスターシリンダーに発生した油圧はホイール側に伝達されますが、ペダルを放した時にホイール側の油圧が抜け切れず引きずりを起こすものです。又詰りによりマスターシリンダーから伝達される油圧に左右差が出来て片効きする場合もあります。 20年以上ブレーキホース未交換などと言う事は普通では考えられませんが、アメリカやイギリスではその様な車も中にはあるようで、その様な車が日本に輸入され、国内登録時にも交換されずに販売される場合もあり、更に車検時にも交換されていないような場合は要注意です。

詰りを起こしたホースを切って断面を見てみました。
ゴム製のブレーキホースは、フルードが通る中心のゴムホースの周囲を繊維で補強して更にその廻りをゴムで覆ってある構造です。
写真の中心の黒い部分がフルードが通る穴ですが、殆ど詰った状態です。 多分、経年変化で中心のゴムが膨潤し外側に広がれない為穴が詰ったものとおもわれます。