フライホイールリングギヤー交換



スターターは回るがエンジンが回らないと云うLotus Sevev S2が入庫しました、スターターピニオンの不具合か
フライホイールリングギヤーの摩耗かと思い点検した処やはりリングギヤーの摩耗で交換することになりました。
極稀にしかやらない作業なのでレポートしてみることにしました。




この様にリグギヤーの歯が摩耗してしまっています、これではスターターのピニオンギヤーも噛み合いません。
通常エンジンの停止する箇所或いは角度は圧縮の関係でほぼ対角線上の二か所に決まっています、よって
始動時ピニオンギヤーが飛び込む箇所は1/2の確率でリングギヤーの同じ個所にかみあいます、その結果その
箇所がどんどん摩耗することになります。

一般的にリングギヤーはフライホイールに焼嵌めされています、つまりリングギヤーの内径はフライホイールの
外径よりも僅かに小さく作られていて、したがってそのままではリングギヤーをフライホイールに嵌めることは出来
ません、そこでリングギヤーを加熱膨張させてフライホイールに嵌めれば冷めて収縮して強固に嵌合すると云う
ものです。



フライホイールからリングギヤーを外す方法です。
リングギヤーにフライホイールぎりぎりの穴を開けます。



その穴をタガネで叩きます。



するとリングギヤーには常に引っ張り応力が掛かっているのでパチンと弾けるように割れて外れます。




新しいリングギヤーをバーナーで均一に加熱します、市販のカートリッジ式のバーナーでは火力不足で難しいかも
しれません、複数使えば可能か?



頃合いを見計らってリングギヤーに嵌め込みます、あとは冷えるのを待てば完了です。



エンジンに組み付けました。