セミトライグニッション製作



今乗っているhealey 3000の点火装置はオリジナルの機械式ポイントをそのまま使っています。
以前からこれを強化したいと考えていました、それで現在可能な方法はポイントを残したままの
セミトラ方式又はポイントを使わないフルトラ方式があります、その他にもCDIやMDIと云ったものも
有りますが出来るだけ安価にと考えるセミトラと云う事になります。
現在入手可能な後付けのセミトラのイグニッションキットとしては唯一永井電子製の者が有りますが
価格は1万数千円します、そこでさらに安価に自作出来ないかと考えました。
と云っても基本的な原理は理解していましたが、具体的にどのような部品を使いどのように配線
するかと云ったことは殆ど理解していませんでした。
ネットで色々検索すると自作された方々のレポートがアップされて居りそれらを参考に作ってみる
事にしました。


最初に見つけた配線図です、一番左の丸く囲った部分がポイントですがこの回路の場合ポイントに
小電流を流すことによりトランジスタのスイッチング作用と増幅作用を利用して1次コイルに大電流
を流すというものです。通常のポイント式だとポイントには1次コイルを通して3~5A程度の電流が
流れていますがこの配線図の場合その1/10程度の電流しか流れません、なのでポイントに火花
が発生せずポイントが消耗せず長持ちします、ただアークが発生しないため本来火花によって弾き
飛ばされるポイント面の汚れが弾き飛ばされない為ちょっとした汚れで接触不良を起こすという欠点
が有ります、永井電子の物はこのタイプのようです。
で、これを作ろうと思ったんですが右下のトランジスタが2SC3404という物ですがごれがネット上で
どうしても見つからず詳しい知識があればいくらでも代替品が思い浮かぶんでしょうがそれも出来ず
他に案はないかと見つけたのが下の回路図です。



このタイプはポイントに従来通り1次電流が流れ更に加えてトランジスタのベース電流も流れます、ですから
ポイントに火花が発生し汚れに強いタイプです、1次電流の遮断はトランジスタ内部で行われる為ポイント火花
の影響を受けず瞬時に行われる為特に低速時に強いスパークが期待されます。
このタイプを作ってみようと思いネット通販で部品を集めました。



トランジスタ 2個
ダイオード 2個
抵抗    2個
ラグ板  1個
ケース 1個

送料を別にすると全部で凡そ¥1000でした。



ラグ板に部品を半田付け。




ケースに固定。




蓋をして完成。




熱の影響を考えて室内のダッシュボード下奥に取り付け。
エンジンを始動してみました、正しく結線されていたようで普通に始動し普通にアイドリングしていました。
試運転してみましたが体感出来るほどの違いは有りませんでした、ただ特に低速時の火花は強くなっている
はずなので僅かですが燃費の向上は期待出来るかもしれません、あとは耐久性がどうかこれからテストして
行きたいと思います。